整体学校と私の記録 P8

<初めての夫婦喧嘩-2>

夫はいつもと同じ時刻に帰宅した。

「ただいま帰りました」・・・

私もいつもと何も変わらず、「お帰れなさい」と。

また同じ様に、「あー頭いたー」と夫は同じセリフからから始まります。そしていつもの様に、直ぐに着替えて頭痛薬を飲みソファに横になり、15分程目を瞑って、私が作った夜ご飯をもくもくと食べます。

食事の途中に、「お誕生日おめでとう」と声を掛けました。夫は「うん」と答えるだけでした。食事もいつもと変わらずの内容で、特にケーキの用意もしませんでした。食事が終わりなんだか夫が苛立っていることが私に伝わってきました。「あー頭いたー」と繰り返している夫に、「また頭痛か・・・」と私は頭の中で呟いていたと思います。そのうち夫は「誕生日なのに、いつもと変わらないつまらない食事で気分が悪い・・・」などと怒りだしました。私は何を言われているのか分かっているのに、分からないような変な状態になりました。何だかとても腹がたって、嫌なことをたくさん言い返してしまいました。夫は私の嫌な言葉を黙って聞き、「ごめん」とだけ言って寝室に行ってしまいました。

初めての喧嘩でした。「こんなに一生懸命やっているのに。。。」と心で思った瞬間、おしつけの単なる自己満足だったことに私は気付きました。23年間ものおしつけだったのです。

私はその夜眠れずに考え続けました。

整体科 通信教育

私は通信教育を選択して、2ヶ月前に無事卒業をいたしました。実技指導教室は東京で受けました。とてもとても丁寧なご指導をいただいたおかげで、覚えの良くない私でも無理なく卒業の日を迎えることが出来ました。母の介護に役立てばと思い、受講を決意しました。健友館さんを知ったのはホームページです。通信教育で本当に技術を習得できるのかとても不安な気持ちでしたが、教材もとても分かりやすかったですし、とても感謝しております。高齢の母が私の施術をとても楽しみにしているので、大きな親孝行に繋がったと思っております。母の介護を終える日が来たなら、開業もしたいと少し考えてもおります。でも今は精一杯母の介護を頑張っていきます。

小顔・整顔コース

私は自身の美容のために健友館の「小顔・整顔コース」を受講しました。実は5年程前にも名古屋で同じようなコースを受講したことがあります。名古屋の学校は、古びた雑居ビルの貸会議室での受講になりました。受講料は健友館の約1.5倍位だったと思います。講師一人に対して40人程度の定員でしたね。講師はテキストを読み上げ、受講生同士で施術しあう様なスタイルでした。結局2度だけ講義を受けて行かなくなってしまいました。その後金沢に引越し、夫の同僚の奥さんに誘われて健友館の岩盤浴に行ったのがきっかけになりました。先ずは設備が清潔で、スタッフがすごく感じ良い印象を受けました。そのうち、整体学校や美容学校をやっていることを知り、再度挑戦することになったのです。とにかく親切で丁寧。分かりやすいし、楽しく受講することができました。無事に達成することが出来てとても満足しています。元がぱっとしない顔なので何とも言えませんが、リンパの流れが良くなり、肌年齢は同年代の方と比べると各段と若いですね。私は専業主婦なので、せっかく身に着けた技術をお仕事にすることはできませんが、義理の母にサービスしています。お陰様で、良いお嫁さんだと義母に感謝されています。今度の目標は、リンパ整体コースを受講する予定です。夫の夏のボーナスで行かせてもらえるので、とても楽しみです。健友館は良い学校です。本当に有難うございました。夫のホーナスができましたら、又お世話になります。宜しくお願いします。

金沢市/M・K様より

整体学校と私の記録 P7

<初めての夫婦喧嘩-1>

その日は夫の誕生日でした。数日前から私は夫に「プレゼント何かいい?」と聞いていましたが、夫は「何もいらないよ」といつも通りの返答だった。私はしつこく「外食でもする?」と聞くと、「いいよ」との返事でした。例年、洋服や時計等をプレゼントしていましたが、今回は欲しいものをプレゼントしたいと思い、改めて確認したのが原因になってしまった。夫は、「ほんとに何もいらないから用意しなくていいよ」とまで言った。私は多少悩みながらも、プレゼントは用意しないことにした。誕生日当日の朝、私は夫に「やっぱりどこかで食事しない?」と声を掛けた。夫は「いいよ、いつも通りで」とやっぱり断られてしまった。夫は本当に何のお祝いも望んでいないんだ!と私は確信した。夫は会社に出かけていった。

整体学校と私の記録 P6

<私の日常-4>

夕食を終えると夫のお風呂の準備をして、夕食の後片づけを行います。それから夫の寝室の空気清浄器の状態をチェックして、枕元に水の用意をします。こうやって私の日常を改めて書き出してみると、なんだか旅館の仲居さんですね。夫が寝ると、私はリビングの掃除を行い、お風呂に入、お風呂を掃除して私も就寝です。あっ、寝る前に必ず本は読みます。どんなに眠くても少しだけでも本を見る癖は今も続いています。本を読むことで、寝るまでの僅かな時間にその日一日を振り返らずにきてしまったのかもしれない。こんな毎日が永遠と続きました。殆ど変化なく続きましたね。

整体学校と私の記録 P5

<私の日常-3>

お昼の一休みを終えると、自宅から車で50分程かかる百貨店に買い物に行きます。この百貨店は無添加の食品が揃っているので、遠くて不便でもここへ行きます。野菜は殆ど私が作っているので、以外の食品を購入して、真っ直ぐ自宅に帰ります。毎日2時間弱もの時間を使って何をしているんだろう、、、と運転しながら思う日も少なくなかったですね。自宅に着くと洗濯物にアイロンを掛けます。本当はアイロンを当てなくてもいいのだろうけど、やっぱり気分良い気持ちにしてあげたいと思うと止めれませんでした。それからは夜ご飯の支度です。気合いを入れて作ります。そこらへんのお店には負けない自信はありますね(^^)。特に美味しいと言ってくれる夫ではありませんでしたが、家事に関して私は一切妥協はしませんでした。なんだろう?夫のためと言いながら、勝手な自己満足に過ぎなかったのかもしれません。

整体学校と私の記録 P4

<私の日常-2>

主人を送り出すと、私は主人のシーツ・布団カバー・枕カバー・パジャマを洗濯します。毎日欠かさず洗濯して全てにアイロン掛けします。決して潔癖症というわけではなく、主人の頭痛を少しでも和らげられたらいいと、快適な状態を心掛けてのことでした。部屋も徹底的に掃除をしました。埃ひとつない、まるで住宅展示場のような自宅でした。畑・洗濯・掃除を終えると丁度決まってお昼頃になります。私は自分で作った野菜をジュースにして、それを昼食にします。それから2時間だけソファに横になり、テレビを見ます。この1時間が、唯一私のゆっくりできる時間だったような気がします。

整体学校と私の記録 P3 

<私の日常-1>

専業主婦の私の日常と言えば、夫の健康のことばかりを考えての家事が基本でした。朝食は和食が中心で、五穀米・魚料理・卵料理・自家製の漬物・サラダ・手作り野菜ジュースのメニューです。野菜も出来る限り無農薬にこだわりました。小さな庭に畑を作り、作れるものは自分で全て作りました。農家の生まれでもないので、本とネットを頼りに試行錯誤しながら必死でした。と言いながらも、作物が育って実っていくのを見ていると、心が安らぎ、とても楽しかった時間です。

オクラはとても簡単でした。トマトは色々な品種に挑戦しました。ミニトマトは皮が厚くなったりで、結構大変でしたね。ブロッコリー、ホウレンソウ、玉ねぎ、葱、ナス、キュウリ、じゃがいも、さつまいも、人参、、、と家庭菜園の域を超えていたかも。でもやっぱり自分で育てた野菜はおいしいの一言です。

整体学校と私の記録 P2 

<夫との生活>

夫の職業は保険会社の営業マン。午前8時に自宅を出て車通勤をしていました。お酒も飲まないし、煙草も吸いませんでした。帰宅するのは大体午後7時半頃。「ただいま帰りました」の次の言葉は必ず「あー頭いたー」でした。私は「お帰りなさい」と答えるだけで、頭痛のことには特に触れることはありませんでした。新婚の時は、「大丈夫?」を繰り返していたと思います。慣れるとそんな風になるのも仕方ないと、たまに思うこともありました。夫は直ぐに着替えて頭痛薬を飲みます。そしてソファに横になり、15分程目を瞑っていました。薬が効く迄の時間なのでしょう。ゆっくり起き上がり、私が作った夜ご飯をもくもくと食べます。外食は殆どしませんでした。ここまでを読み返しても、なんだか、とても寂しい生活に感じますね。テレビを見ながら特に会話もなく食事をします。子供でもいれば、会話はもっとあったのかもしれません。

夫はとても温厚な人で、怒ることはこれまで殆ど、いや全くありませんでした。普通なら優しい夫と喜ぶべきことでしょうが、私はそれをつまらない人だと日々不満に思うようになりました。

整体学校と私の記録 P1 

健友館には大勢の方が入学されます。一人一人違う思いを抱き入学をされますが、整体を通して、皆様の思いを何かに繋げることができる様、スタッフ一同、精一杯お手伝いさせて頂きたいと思っております。

健友館を卒業されたKさんの日記を公開させて頂きます。整体の資格を取得しようとしたきっかけから卒業後の現在迄の手記となっています。連載形式でお届けいたします。

<整体学校に入学したきっかけ>

私が健友館で整体資格を取得しようと決めたのは今から3年程前のことです。きっかけは、夫の偏頭痛です。夫は頭痛薬を毎日飲んでいました。整体学校に入学した時、夫の年齢は45歳。なんと23年間、夫は毎日毎日、痛い痛いと顔を歪ませて、市販の頭痛薬を飲み続けていました。多くの病院に行って検査を繰り返しても、原因は分かりませんでした。私は毎日の食事は勿論、頭痛に効くと言われることは何でも試してみました。健康食品、健康器具、色々な物に多くのお金も使いました。私も精神的疲れて、しまいには夫が少し大げさに振舞っているのではないかとさえ思ったこともありました。私は結婚してからずっと専業主婦で、結婚と同時に夫の頭痛との戦いだったような感じです。夫が笑う時間は少なかったと思います。おのずと私も笑顔が少なかったでしょう。